Copaiba (コパイバ) コパイバとは、正式名称をコパイババルサムノキといい、ブラジル、ベネズエラなどを原産国とするマメ科(Copaifera L.)の植物です。 大きな幹に滑らかな樹皮をしており大変枝の多い喬木で、高さ30mに達するものもあります。 コパイバオイルを採取する際は、まず、樹木に穴を開け、下方から滲出してくるオレオレジン(不揮発性もしくは難揮発性の樹脂状分泌物)を搾取します。こちらを水蒸気蒸留することで得られるのがコパイバオイルです。 忌避剤の種類 殺虫成分を基にした忌避剤 対象昆虫や使用環境によって即効性や持続性等をコントロールが可能 害虫が死亡するケースもあり、死骸等が発生する可能性がある 防虫効果に優れる一方、抵抗性(耐性)を持った個体にはほとんど効果が無い 匂いがほとんどなく、中には比較的安全性に特化した成分もあるものの、食品に関係する場面での使用には懸念がある 天然成分を基にした忌避剤 天然由来ということもあり、安心・安全なイメージ(実際にはそうではない成分も多数) 殺虫成分ではなく「忌避成分」を防虫効果の主体とするため、抵抗性をもつ個体の発生や死骸発生のリスクを抑える事が可能 香りが強いものも多く、食品・食器等への匂い移りが懸念されす コパイバオイルを使用した忌避剤 国内にてコパイバは食品添加物における「天然香料着原物質リスト」に掲載されている 食塩よりも安全性が高い(参照「コパイバオイルの安全性」より) 天然成分であるにも関わらず微香性である 安全性 コパイババルサムから得られるオイル(コパイバオイル)は極めて安全性の高いものであり、安全性を評価する上での指標の1つである「LD50値」については以下の通りです(数値が高い程、安全性が高いことになります)。 この様に本製品に使用されている忌避成分「コパイバオイル」は、様々な殺虫・防虫成分はもとより、LD50という観点から見れば食塩よりも安全性が高いということになります。 食品添加物としてのコパイバ 国内にてコパイバは、食品添加物における「天然香料基原物質リスト」に収載されており、製品化の事例もございます。 【参照】厚生労働省HP食品添加物 【参照】日本食品化学研究所HP天然香料基原物質リスト 忌避実験 光を好まないチャバネゴキブリの成虫・幼虫(オス・メス)をコパイバオイルを入れたシェルターと入れないシェルターを置いたケース内に放し、光を当てるとコパイバオイルを入れたシェルターには逃げ込まないという結果になりました。 チャバネゴキブリでの実験動 こちらはコパイバオイルの持つ忌避効果の検証と致しまして、 実際にチャバネゴキブリを用いた実験映像でございます。ご閲覧の際には、あらかじめご了承下さい。 チャバネゴキブリに対する忌避試験(上からの撮影) チャバネゴキブリに対する忌避試験(下からの撮影) 各種昆虫に対するコパイバオイルの忌避効果