残暑お見舞い申し上げます。
京都の夏の風物詩とも言えそうな”蒸し暑さ”を今年も満喫(？)しております。
朝夕は心地良さを感じられる気候になってまいりましたが、日中はまだまだ熱中症対策が欠かせません。

さて、弊社が取り扱っております商品の中には、昆虫を対象と致しました『忌避剤』がございますが、昆虫が忌避する、つまり“嫌がる”香りがある一方で、当然ながら昆虫が“好きな”香りもございます。
この特性を生かして、対象となる昆虫が好む香りで誘い、殺虫成分等で退治するメカニズムの商品（いわゆる『誘引剤』）も数多く販売されております。
一例を挙げますと、コバエの一種であるショウジョウバエは、甘酸っぱい香りやアルコールの香りに強く引き寄せられます。
コバエ対象の誘引剤に、甘酸っぱく、どこかお酒を感じるような香りの商品が多いのはこの為です。
また、ゴキブリ対象の誘引剤には、食品を模した香りや食品そのもの（もしくはエキスなどの抽出物）が使用されているものが多く見受けられます。

なお、特にこの時期、皆様がお困りの蚊に関しましては、汗や二酸化炭素、温度、黒いものなどに引き寄せられるという報告がございます。
加えて、ビールを飲むと刺されやすくなるという報告もございますので、呼吸が激しくなり体温も高くなる運動直後や風呂上がりに、黒い服装でビールを一杯！という方は格好の餌食となるかもしれません(笑)。
血液型によって、「O型の人は刺されやすい」などと見聞きしたことのある方もいらっしゃるかと思いますが、こちらの研究に関しましては、実際には学術的に結論が出ている訳ではないようです。

先日、友人が自分は血液型がA型なので蚊に刺されにくくてよかったという話をしていたのですが、その数分後に眉間を蚊に刺される…というコントのような出来事がありました。
ユーモアセンスのある蚊だったのかもしれませんね。