よくある質問

 

リフレについて

Q1) 一般には販売していないのですか?
弊社の製品(特に芳香剤関係)は基本的に業務用が多く、製品によって異なりますが各専門の業者向けの販売がほとんどです。忌避剤に関しましては、一部、インターネット上や生協様で取扱い頂いている製品もございます。また、弊社から原料を供給し、他社様が自社ブランドの形で、ホームセンター等で販売されているものもございます。
Q2) どんな研究をしているのですか?
おおげさな言い方かもしれませんが、自然と科学との調和を目指し、現在私たちが日常使用している様々なものが少しでも安全で、環境に負荷をかけないものに置き換えられないかということを課題としています。
Q3) 環境への取り組みはされていますか?
ISO14001の認証も取得しておりますが、弊社は元来製品開発の際に原料の安全性はもとより、生分解性や樹脂容器の焼却時のダイオキシン発生の有無等に細心の配慮を行っており、今後もこの方針に変更はございません。
Q4) 求人はされていますか?
常時は行っておりません。

 

ディフェンスメルについて

Q1) ディフェンスメルの成分はどういったものなのですか??
ディフェンスメルに配合しております忌避香料には、人畜にとって安全な天然由来の成分を使用しております(詳細は製品ページ中の「鳥類忌避香料の開発について」をご覧下さい)。また、その他の成分に関しましても人体への安全性を最優先に考え、食品添加物や化粧品原料レベルのものを使用しております。
Q2) 誤って液剤に触れてしまいました。(口に入ってしまいました)が、大丈夫でしょうか?
当製品に使用しております忌避香料は天然由来のものを用いており、国際香粧品香料協会(IFRA:The International Fragrance Associaion)の規格にも適合しております。また、その他の成分に関しましても安全性を第一に配合しておりますので、重篤な症状を引き起こすことは考えにくいですが、皮膚に付いた場合は石鹸でよく洗い、口に入った場合は水でよく濯いで下さい。万が一異常がある場合には、当製品を持って医師にご相談下さい。
Q3) ディフェンスメルに匂いはありますか?
天然由来の忌避香料を使用しておりますので、特有の香りをもっています。人体にとって有害な成分は配合しておりませんが、匂いの感じ方には個人差もございますので、気分が悪くなるなどした場合には使用を中止し、安静にして下さい。症状が改善しない場合は、当製品を持って医師にご相談下さい。
Q4) ハトやカラス以外にも効果はありますか?
各種製品に配合しております忌避香料は、基本的には各々の対象鳥類に効果を発揮するよう調合しており、効果の検証も対象のみにとどまっております。対象以外への効果の有無に関しましては、鳥の種類や使用条件等にも大きく左右されますので、弊社までお問い合わせ下さい。
Q5) ハトやカラスが匂いに慣れてしまう事はありませんか?
忌避剤はあくまでテリトリーの移動を目的としておりますので、継続して使用する事で匂いに慣れる前にテリトリーごと移動すると思われます。但し、巣などの、鳥達が戻ってきてしまう要因となるものが存在する場合は、忌避剤の効果が十分に発揮されない可能性がございますので、ご使用前に必ず撤去して下さい。

 

リフレコについて

Q1) 食品レベルと表現されていますが本当に食べられるのですか?
食品として製造されている訳ではございませんので、食べないで下さい。ただし、万が一口に入ることがあっても、重篤な症状に陥るような原料は使用しておりません。詳しく説明いたしますと、先ず主成分のBN菌類ですが、これは納豆菌の仲間で最近では化粧品や健康食品にも広く使用され、大手製菓メーカーも力を入れている安全な微生物です。次にゲル化(固形化)剤ですが、これは海草抽出物つまり寒天やゼリーを作る時に使用されているもので、和菓子屋さんが使用しているものと同じ原料です。着色には食用色素を用い、保存料・酸化防止剤も食品添加物を使用しております。本品は若干植物性の香りがしますが、これは、時間をかけて作用するBN菌が効果を発揮するまでの悪臭を抑える為に配合しております植物抽出消臭液と、それを精製水に混ぜる為の界面活性剤によるもので、歯磨き粉に使用される成分レベルです。
Q2) 配管を詰まらせたり、悪臭の原因となるのは?
配管の汚れは大別すると、毛髪等のたんぱく質や脂肪分からなるものと、尿に含まれるカルシウムが固まった尿石があり、そこに雑菌が繁殖して悪臭の素となります。一般的にはたんぱく質や脂肪分は強アルカリに弱く、カルシウムは強酸に弱い性質があり、目的に応じて各種洗浄剤が使用されています。ただし、中和や有毒ガスの発生等の問題から強アルカリと強酸を同時に 使用することはできません。しかしながら、尿石の生成の 際にもたんぱく質や脂肪分がバインダー(接着剤)として影響しています。つまりたんぱく質や脂肪分の汚れを防止することで、尿石の生成も防止できると考えられます。
Q3) 従来販売されている尿石付着防止剤との大きな違いは?
尿石は、尿に含まれるカルシウムがタンパク質や脂肪を媒体として、便器及び配管内で固形化したもので、詰まりや悪臭の発生源となります。対策として、従来よりスルファミン酸等を用い強酸成分によりカルシウムを溶解させる方法が一般的でした。この方法は化学反応によるもので迅速な効果は期待できますが、使用頻度による薬剤の濃度差による効果の問題や、配管や浄化槽はもとより自然環境への影響も無視できません。「リフレコ」はこの点に留意し枯草菌の一種で納豆菌の仲間であるBN菌を活用し、タンパク質や脂肪分を分解し、環境に負荷をかけること無く尿石の生成を防止することを目的としております。
Q4) BN菌は尿石も溶かすのですか?
残念ながらカルシウムを溶かすことはできませんが、前述のとおり接着剤を分解することにより、生成を抑え問題を解決します。カルシウム自体は元々尿に混じっていたものですから、流出しても環境には影響を与えないと考えます。たんぱく質や特に脂肪分に対しては強い分解効果が期待できます。
Q5) BN菌の具体的な活動は?
BN菌や納豆菌の枯草菌種は、胞子の状態で休眠する期間があり、その間は増殖活動は行いません。本品はこの状態で製品化しており、使用開始後、水流により汚れに到達した菌は数時間で活動を開始します。たんぱく質や脂肪分を栄養分とする菌は、栄養吸収を効率よくするため様々な酵素を分泌し、その酵素が汚れの主役を分解していきます。酵素入り洗剤等と基本は同じ働きですが、効果を長時間維持させるためには、生きた菌を滞在させる方法が効果的です。一般に使用されている化学系のものは反応が汚れの表面で起こるのに対して、微生物は奥深く入り込み活動を行います。菌の寿命は数日程度で分裂しながら増殖しますが、定期的に胞子状態のものを供給することによって、より効果を維持します。
Q6) 常に水流に流されて本当に効果は出るのですか?
確かにどんどん水を流されて大丈夫か?と思われますよね。しかし便器や配管部分には流れがゆるんだり、よどんだりする所が必ずといっていい程存在します。そうでなければもともと汚れも尿石も溜まりません。薬剤も同じ所にとどまる訳ですが、化学性のものはその際の濃度が効果に影響を与え、また汚れの表面からの反応になりますが、BN菌はそこから入り込み活動を開始するので、以後大きな差となって現れて来ます。※実際にご使用いただいたお客様より、ガチガチに固まっていた尿石がリフレコ使用後2ヶ月程度で軟化し、ブラシ等で簡単に剥離できる様になったとのご報告も多く頂いており、若干時間はかかるものの確実に効果の期待できる製品であると自信を持っております。
Q7) リフレコに消臭効果はあるのですか?
納豆菌類は悪臭の発生源となる物質を分解し、前述の抗菌成分も生成するため、消臭効果も期待できます。ただし、消臭効果が出るまでは多少時間が必要で、即効性を出す目的で植物性の消臭液を配合しております。また、こういった便器内使用の製品は全体に水流がかかりにくく、容器に付着した尿に雑菌が繁殖し悪臭を発生させることもあります。そのようなケースにおいても、リフレコは容器の樹脂に抗菌加工を施すことで、雑菌の繁殖を抑制し、消臭効果を発揮します。
Q8) 季節(気温)によって効果の出方に違いが出ることはありますか?
まったく無いとは言い切れません。しかし、リフレコの主成分を納豆菌類としたのは、温度変化にも強いという一面があるからです。納豆菌類の一部は0℃〜85℃の間で生存可能で、冷蔵庫の中でも増殖します。したがって通常の使用環境下では死滅することはありません。問題は酵素の方で、酵素が一番活性する温度が30℃〜40℃で下限が約5℃と言われています(人間の体温が36℃前後というのも納得ですね)。したがって5℃以下では活動が低下してしまいますが、他の雑菌の活動も低下します。現実的には、冬季においても配管の中を流れてくる洗浄水が5℃を下回る可能性は低いと判断しております。
Q9) リフレコは本当に配管を傷めたり、浄化槽に影響を与えたりしないのですか?
配管を傷めることはありません。尿石のカルシウムを溶かす目的での強酸性薬剤の使用は配管の金属部分を傷める危険性がありますが、微生物を利用したリフレコではまず考えられません。また、一般の浄化槽・合併浄化槽、公共の水処理施設で使用されている微生物や、河川の浄化に役立っている自然の微生物もリフレコに配合されているものの仲間です、つまりこれらの活動を促進することはあっても、妨げることはありません。
Q10) リフレコ使用において最も注意する点は?
まず水の流れがあることです。水流によりゲルが溶けることで微生物も溶けだし、活動を始めます。また、強アルカリ性・強酸性の洗剤や薬剤は、微生物を殺してしまったり活動を阻害してしまいます。ご使用の際にはご注意下さい。

 

ムシクローズなどの弊社忌避剤について

Q1) 忌避剤と殺虫剤の違いは何ですか?
殺虫剤とは文字通り虫を殺す目的で開発されておりますので、毒性が高いものも多く、生物や環境への影響が懸念されます。また、殺虫剤の場合は使用しても全ての対象が死滅せずに、一部が生き残る場合がございます。生き残った対象は殺虫剤が効かなかったという事ですから、その対象が繁殖する事で殺虫剤の効かない対象が増えていく事に繋がります(これを「抵抗性」と呼びます)。その為、抵抗性を持った対象を殺す為には更に薬剤を強くしなければならず、「抵抗性」と「薬剤強化」のイタチごっことなってしまいます。
それに対して忌避剤は、「殺す」のではなく、対象の嫌がる成分を特定し対象を「遠ざける」、「寄せつけない」ことを目的としております。効果の差は生じるものの、対象を殺さないので抵抗性が生じにくく、薬剤を強化せずとも効果を発揮し続けることが出来ます。忌避剤の目的は簡単に言うとテリトリーの移動です。近年の害虫や害鳥、小動物による被害の増加は、ある意味人間が彼らにとって住みやすい環境を提供している面がございます。殺すのではなく、住みにくい環境を創造する事によって、後は各々の自然淘汰に任せ、快適な生活の維持と環境保護を両立させることが、弊社の存在意義と考えております。
Q2) 有効成分はどのようなものですか?
ムシクローズなどの弊社忌避剤に使用しておりますコパイバオイルとは、南米原産のマメ科の植物から採取される天然由来の植物精油です。木を伐採することなく採取された樹液は古くから様々な用途で使用されております。アロマオイルや石鹸等の化粧品原料としての用途以外に、近年、弊社と近畿大学農学部との研究において様々な昆虫に対する忌避効果を持つことを確認し、忌避効果に関する特許も取得しております。
また、コパイバオイルは安全性が非常に高い事も特徴の1つで、米国食品医薬品局(FDA:Food and Drug Administration)において食品添加物の認定を受けており、日本国内においても食品添加物として使用可能でございます。成分の安全性を測る上での指標の1つであるLD50値は、食塩の値をも上回ります(コパイバオイル:>3790 mg/kg 食塩:3000 mg/kg)。
また、その他の成分に関しましても人体への安全性を最優先に考え、食品添加物や化粧品原料レベルのものを使用しております。
Q3) 誤って製品に直接にふれてしまいました(口に入ってしまいました)が、大丈夫でしょうか?
弊社忌避剤に使用しておりますコパイバオイルは、原産地においては古くから皮膚疾患等に対する民間療法の材料としても使用されており、加えて現在は他の疾病への効果に関して医学的にも注目を浴びております。また、その他の成分に関しましても安全性を第一に配合しておりますので、重篤な症状を引き起こすことはまず考えられません。基本的には、皮膚に付いた場合は石鹸でよく洗い、口に入った場合は水でよく濯いで下さい。万が一異常がある場合には、ご使用になられた製品を持って医師にご相談下さい。
Q4) 匂いはありますか?
コパイバオイルは特有の香りを持っていますが、他の植物精油と比べて微香性で、なおかつ刺激のある香りではございませんので、気にならないとおっしゃられる方も多いです。但し、香りの感じ方には個人差があり、また、無臭ではありませんので、飲食物の近くで使用される場合は移り香等にご注意ください。
Q5) どのような虫が対象となりますか?
製品によって対象となる虫は異なりますので、詳しくは各製品ページをご覧ください。
Q6) 虫が匂いに慣れたり、逆に殺してしまう事はありませんか?
昆虫はライフサイクルが短く、加えて忌避のメカニズムが鳥類や小動物におけるそれとは異なる為、昆虫が匂いに慣れてしまう事は考えにくいと思われます。また、本製品には殺虫成分は含まれておりませんので、昆虫を殺してしまう事はございません。但し、あくまで可能性の1つですが、例えばエアゾールタイプの製品を昆虫に対して直接噴霧した場合、コパイバオイルの油分が昆虫の体表面に付着する事で呼吸を阻害し、結果的に昆虫が弱まってしまう可能性はございます。
Q7) 本当に匂いで虫を追い払えるのでしょうか?忌避の仕組みは?
正直なところ完全には解明されていませんが、分かっている範囲で、忌避のメカニズムについてご紹介致します。昆虫が受けた刺激(情報)は中枢神経、遠心神経を通して筋肉や分泌腺に伝えられることになるのですが、忌避剤はこの過程において多くの神経細胞を同時に刺激し、情報の撹乱を起こさせているものと考えられています。例えば蚊などは、動物に対して吸血行動を起こすには適度の炭酸ガス濃度・温度・湿度が必要とされていますが、蚊の忌避剤などに使われているDEETという成分には、昆虫が炭酸ガスなどを感知するメカニズムを撹乱する作用があると言われています。その結果、動物を素通りすることであたかも「避けている」かのような行動を取る訳です。また、近年の研究から、忌避剤は昆虫の様々な感覚器を妨害する作用があることも明らかとなっています。一例としましては、チャバネゴキブリの触角を切除すると忌避剤に対して忌避行動を示さないという報告がなされており、チャバネゴキブリの場合は触角からの情報伝達が忌避行動に深く関与していることが示唆されております。
このような忌避剤の特性も踏まえた上で、弊社では近畿大学農学部のご協力のもと、忌避試験と成分分析を繰り返して参りました。その結果、「コパイバオイルの忌避効果はどのような成分によるものなのか?」という疑問を明らかにし、ひいては特許の取得に至った訳です。
Q8) 他の忌避剤との違いは?
他社製品を中傷する訳にもいかず難しいのですが、弊社の見解として述べさせていただきます。先ず殺虫成分の入っているものは論外とします、しかし忌避剤として販売されている物の中には殺虫成分の含まれているものもあります。残りを大まかに分類しますと、先ず臭いのするものでニンニクや柑橘類、最近はニーム(インドセンダン)油などがあります。比較的安全で効果もある程度期待出来るとは思いますが、使用場所によってはやはり臭いは無い方がいいと思います。次に刺激性の有るものでワサビ(アリルイソチオシアネート)やトウガラシ(カプサイシン)を利用するものです。これも効果的であり、料理に使用するのですから一般的には安全ですが、大量になると吸引毒性もあり製造現場は大変で弊社は採用していません。木酢酸もよく使われています。これは木炭を作るときに出るタール分を利用したもので広く使用されていますが、独特の臭いと何よりタールに抵抗があります。どれも忌避効果はあると思いますが、大切な事は「効きそうだから」とか「昔から使用しているから」ではなく、製品の販売に至るまでに地道に学術的・数値的な検証を行い、効果はもとより安全性に至るまでの確認がされているかが大切だと思います。